サービス案内

service

人材の強化・育成、組織開発サポート

現代は、変動性・不確実性・複雑性。曖昧性の英語の頭文字を取ってVUCA(ブーカ)の時代と言われています。
あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、将来予測の困難な状況を指します。

今までのやり方は通用しづらくなり、企業においてはトップダウンの意思決定ではなく現場からのボトムアップの力を引き出すことがより重要になります。各個人が情報処理能力や仮説思考力などのスキルを磨くこと、企業が組織としてどのように動くという視点が重要になっていきます。

これからは人材の強化・育成とそれを動かす組織開発は重要な経営課題になります。


写真:会議の様子

変化の時代に強く、成長する組織へ
──学習する組織の力で未来を切り開く。

組織とは、目まぐるしい程に良くも悪くも短期間で姿を変えていくものです。

VUCAの時代は将来予測の不可能な出来事であっても、その変化をプラスへ、プラスと持っていける組織でなければなりません。どんな変化においても健全な変化を遂げることが出来る組織を「学習する組織」と呼びます。学習する組織は、個人、チーム、集団レベルで学習能力を常に高めようとします。

学習する組織は、中核となる学習能力の3本柱が必要です。企業のビジョンによって姿は変化しますが、「複雑性を理解する力」(システム思考)、「内省的な会話の展開」(ダイアログとデスカッション)、「志の育成」(自己マスタリーと共有ビジョン)などの学習し習得すべき理論及び技術の総体(ディシプリン)の構築が重要です。VUCAの時代、学習する組織に変貌した企業は、プラスのサイクルで社員同士のトラブルは発生せず業績が上向き始めます。

そのような組織を目指し3本柱を作ることから初めてはいかがでしょうか。



POINT1システム思考


氷山モデルの図示

システム思考とは、解決したい問題を取りまく様々な要素のつながりに着目し、その全体像をシステムと捉えることで多面的な見方で原因を探して最も効果的な解決法(レバレッジポイント)へ向かうアプローチです。学習する組織の要になる思考法です。

「氷山モデル」が代表的な例ですが、私たちが目にするのは海面に出る氷山の一部で本体の大部分は海中にある考え方です。その出来事を引き起こす時系列パータン、組織構造、メンタルモデルのシステムのどの部分が出来事を引き起こすのを探るのがシステム思考です。

その他、原因と結果の因果関係をループ図に描き、成長分野へのプロセスを解明することで業績が飛躍する要因が解明できます。また、成長を停滞・停止させる抵抗の源を突き止め解決法を見つければ安定します。組織内部の問題はインフロー・アウフローで要因を特定できます。

このように複雑性を理解するディシプリンを構築すれば、様々な検証が可能になります。



POINT2U理論


写真:山谷

U理論とは、過去の経験をベースとした変革ではなく、未来を見据えた変革を起こすために、直観的・感覚的なアイディアを形にするための実践方法と定義されることが多いです。イノベーション創出のための実践法ともいわれています。

現代は要因が複雑に絡み合い個別最適化を図ることで状況が悪化する状況、価値観・信念・立場などによって互いの利益に関わる場合折り合いをつけることができない事柄、過去に直面したことのない課題で利害関係さえ分からないなどの複雑性が生じています。

このように過去の枠組みで答えを見つけることができない事例を、未来の新たな枠組みを作ることで解決しようとするのがU理論です。

U理論にはUの谷を下る、Uの谷へ降りる、Uの谷を登る3つのプロセスがあり、英語のUの字になることからU理論と呼ばれています。山を下り谷へ降りていく現状を基にした対話(ダイアログ)と議論(ディスカッション)のプロセスがとても重要でイノベーションを生み出す原点と考えます。

ここでいう内政的な会話のディシプリンが学習する組織には非常に重要な概念だと感じています。



POINT3チーミング


写真:チームでの会話の様子

チーミングとは、絶え間なく共通目的を解決するためのチームワークの構築と最適化を模索し実践し続けるチームという造語であり動詞です。

VUCAの時代に新たな概念として注目される理由は、コロナ禍のテレワークのようにチームの形は変化を余儀なくされ続けていることがあります。最も大きな理由は、メンバーとの対話を通じて相互理解、意見の混沌、調和の各ステージで、リーダーひとりが意見を取りまとめる古いリーダーシップから脱却する必要があるからです。

メンバー全員の意見・主張を求めてチームとしての最良のパフォーマンスを生み出す新しいタイプのリーダーが必要な時代です。
経済や社会情勢も含めた時代の変化を様々な対話から、メンバーの考えや主張をつなぎ合わせ、段階的に目標達成にチームを誘うリーダーです。

システムとして社会、組織を俯瞰できる能力が求められ、チームが学習する組織となる必要があります。結果として「志の育成」(自己マスタリーと共有ビジョン)のディシプリンの構築が可能になります。



新しいミーティングスキームの構築


写真:新しい組織の実現へ

VUCAの時代、古い会議やミーティングの進め方をリセットする必要があります。

ダイバーシティ(多様性)の実現には、参加者が自由に意見や情報を出し合いながらダイアログ(対話)とディスカッション(討議・討論)を通じてより良い結論に導くミーティングのスキーム(計画・枠組み)を構築することです。その前提として組織の現状についての分析とビジョン(実現したい未来)の決定が必要になります。

目標管理は「なりたい理想自分」の実現へのステップですが、学習する組織はチーム・組織の成長を目指すステップであり、チーム学習としてのミーティングは欠かせません。新しいタイプのリーダーの人材教育・育成と「学習する組織」への組織開発をわたしたちオフィスがお手伝いします。

業務改善・イノベーション・組織目標管理、何なりとご相談ください。


人事システム・業務改善でお悩みの経営者様のご依頼は

HCCオフィスに問合せ

TEL : 024-585-5678(受付時間 平日 9:00〜18:00)