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10代~20代の「心の病」が急増、30代を初めて上回り過去最多/日本生産性本部調査

日本生産性本部は9日、第11回「メンタルヘルスの取り組みに関する企業アンケート調査」結果を発表ました。企業の人事担当から見た従業員のメンタルヘルスの現状と組織の状況について調査を行い、心の病」が最も多い年齢層について、10~20代との回答が43.9%に急増し、過去最多となりました。初めて30代(26.8%)を上回り、「心の病」が最も多い世代へ。直近3年間において「心の病」が「増加傾向」と回答した割合は45.0%となり、「横ばい」と並んで最多。「増加傾向」は前回調査(2021年)で22.9%と過去最低となりましたが、今回は大幅に増加し、2010年以来の水準となっています。


心の病といっても、種類も症状も様々です。心の病を診断し、病名をつける方法は体の病気とは考え方が異なっています。体の病気の場合、病名は臓器の種類や部位、原因によって分類されることが多いのですが、心の病の場合は、おもに脳というひとつの臓器を対象にしており、また原因がわかっていない疾患が多いという特徴があるそうです。心の病の場合は、外から見ても気がつかないことがあり、知らないうちに無理なことをさせたり、傷つけていたり、病状を悪化させているかもしれません。私たちみんなが心の病を正しく理解することはとても大切です。


日本生産性本部の調査結果は、ホームページでご覧になれます。



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