第一生命経済研究所は12日、レポート「賃上げ実現の『インフレ効果』～賃上げしやすくなっている理由～」を発表しました。2023年春闘の高い賃上げ率の実現には、「財務分析すると、その背景には粗利が伸びやすく、人件費を増やす余地が高まったことがあると考えられる」と指摘しています。「これは、『インフレ効果』の一種であろう。企業規模別にみても、2022年度の中堅・中小企業の人件費も増加している」と述べています。さらに、一歩進んで、今後は労働生産性を向上させることで、物価を上回る名目賃金上昇を実現していくことに、より意識的に取り組まなくてはいけないことを提言しています。

詳しくは、第一生命経済研究所のレポートをご覧ください。