これからの時代、働く人に必要な能力やスキルは、今まで考えられてきた基礎能力や高度な専門知識だけではありません。常識や前提にとらわれず、「ゼロからイチを生み出す能力」や「社会課題を解決する意欲」、「多様性を受容し他者と共同する能力」など根源的な意識、行動面に至る能力や姿勢が求められると言われています。求められる能力、働き方、働く人が変われば、組織もそれらに合わせて変化していかなければなりません。

我が国の経済成長が鈍化し、賃金・人事制度の前提とされていた「成長の継続」が見込めなくなった結果、終身雇用と年功賃金に代表される「日本型雇用システム」の限界が指摘されてきました。そのような過渡期において、新たに働く人の能力に焦点を当てた「人的資本経営」が注目されることは時代の必然かもしれません。

長期・短期・フルタイム・パートタイムなどライフステージに合わせた働き方・多様性を容認する雇用システムを人手不足の解消策として人事制度に取り入れる必要がでてきました。企業は、職場を支えるあらゆる人が時代の変化を察知し、能力やスキルを絶えず更新し続けられるような雇用・人事システムの構築が求められます。人に投資し、イノベーション創出にとって不可欠とされる多様性・生産的な働き方を設計・サポートします。わたしたちは、ファシリテーションを通じて「働く人の働きがいと企業の生産性を紡ぐ」そんな組織をモデリングするコンサルタントオフィスです。